スマイルゼミとスタディサプリの違いを比較
スマイルゼミと同じような学習ソフトにスタディサプリがあります。
このスタディサプリは月額980円(税別)とスマイルゼミと比べると圧倒的な安さです。ただ、あまりにも安いと内容や品質面などで不安がありますよね。
そこで、スマイルゼミとスタディサプリではどんなところが違うのか比較してみました。
対象学年、使用するタブレットの違い
スマイルゼミは小学生、中学生を対象としたものですが、スタディサプリはちょっと違います。スタディサプリには、小学講座、中学講座、高校講座、大学受験講座の4つがあります。
このうち小学講座と中学講座を月額980円で利用することができます。
ただし、小学講座の対象は4年生から。
小学校1年生から対象としているスマイルゼミとは違います。
また、利用するタブレットも異なります。
スマイルゼミは専用のタブレット。
スタディサプリは自宅にあるタブレットやパソコンを使用することができます。
この専用のタブレットを使うのかどうかが内容についても大きな違いとなります。
記述問題に対応するための専用タブレット
スマイルゼミが専用のタブレットを使用するのは、画面上に専用ペンで書き込めるようにするためです。例えば、英単語などを書き込むと自動的に正しいかを判定してくれます。
こうした記述問題への対応がスマイルゼミとスタディサプリで大きく違います。
スタディサプリにも練習問題はありますが選択式の問題です。
このため学校のテストで中心となる記述力への対応が不十分となります。
その部分は別の問題集でカバーするという割り切った使い方をすれば問題ないのですが、スタディサプリだけですべて大丈夫かというと不安も残るのが正直なところです。
スマイルゼミにないスタディサプリのメリット
記述問題への対応ではスマイルゼミに分がありますが、スタディサプリにもスマイルゼミにはないメリットがあります。それは、自分の学年以外も勉強できるということです。
スタディサプリは月額980円で小学講座と中学講座を利用することができます。
勉強できる範囲は、小学校4年生から中学校3年生まで。
自分の学年でないところも勉強できるというわけです。
コレが役立つのが「さかのぼり学習」。
数学(算数)や英語は踏みあげ科目と呼ばれ前に習ったことを元に新しいことを勉強します。数学であれば、一次関数をもとに二次関数を勉強するといったことです。
こうした積み上げ科目では前に習ったことの理解が不十分だと、新しいことを習っても「何にが何だかわからない」状態になってしまうだけです。
さかのぼり学習のやり方
そこで必要なのが復習。
前の(下の)学年まで戻っての勉強し直しです。
こうした「さかのぼっての復習」では参考書を使うことが中心になるのですが、そもそも理解が不十分なところなので参考書の説明ではわかるようになりません。
先生の説明を聞く。
これが最も理解が進む勉強法です。
ところが、塾の場合、中学2年生が中学1年生の授業に出るということができません。出来たとしても下の学年に混ざって勉強するのは恥ずかしいですよね。
動画の授業を見るのであれば、こうした心配がありません。
それが出来るのがスタディサプリというわけです。