東京都立高校の入試の仕組みを解説

最低限知っておきたい東京都立高校の入試の仕組み

東京都立高校の入試の仕組みは親世代のころとは大きく変わっています。

 

昔は学区制があり、受験できる高校が決められていましたが、学区制はなくなり自由に都立高校を受験することが可能になりました。また内申点の換算方法も最近変更になったばかりです。

 

そこで、保護者として最低限知っておきたい都立高の入試の仕組みをまとめました。
(ここでは一般枠について取り扱っています。)

 

内申点(調査書)+入学試験の成績で総合判定

都立高校の合否判定は内申点と入学試験の総合成績で行われます。
この点は昔から変わりません。ただし、割合と計算方法が変わっています。

 

内申点と入学試験の成績の割合は、内申3:試験7が基本。
最も受験者が多い全日制の分割前期募集・第一次募集は、ほぼこの割合。

 

全日制の分割後期募集・第二次募集など一部は内申4:試験6となり、定時制の分割後期募集・第二次募集では内申5:試験5となります。

 

内申点も意外に割合が高いということを頭に入れておきましょう。

 

そもそも内申点とは…

内申点というのは、中学校での成績のこと。
通知表に記載されている評定(1から5)の合計点になります。

 

ただし、単純に評定(1から5)を足すのではありません。
実技教科(音楽、美術、技術家庭、保健体育)は評定を2倍して足します。

 

オール5の生徒の場合、

  • 英国数理社の5教科分=5点×5教科=25点
  • 実技4教科=5点×2倍×4教科=40点

となり、25点+40点=65点満点となります。

 

実技教科の重要度がアップ

実技教科の内申点を2倍するようになったというのが最近の変更点です。
入学試験にない教科の内申を重視しようというのが目的です。

 

なお、内申点として採用されるのは中学3年生の1学期と2学期の成績です。
東京都の場合は、1年生・2年生のときの成績は内申には関係ありません。

 

だからといって、1・2年のときにサボっていいわけではありません。

 

むしろ、3年生の定期テストの結果で内申点が大きく左右されるので、3年になってから苦労しないように1、2年生のうちからしっかり勉強しておくべきです。

 

また、実技の勉強も手を抜かないようにしておきましょう。
実技教科で内申点を稼げれば入試に有利になります。

スマイルゼミと比較しておきたい

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