スマイルゼミ幼児コースのメリット、デメリット

スマイルゼミ幼児コースのメリット、デメリットを塾長目線でチェック

これまで小中学生向けだったスマイルゼミに幼児向けコースが登場しました。
(幼児向けコースの正しい表記は「すまいるぜみ」)

 

新しく出来たばかりなので利用している人の評判はまだ分からないですよね。先行モニターとして使っていた人の評判をチェックすることはできるかもしれませんが、こうしたモニターの評判は基本的に企業側にとってイイことしか書かれてないものです。

 

そこで、塾長目線でスマイルゼミ幼児コースのメリットとデメリットを探ってみました。

 

スマイルゼミ幼児コースのメリット

スマイルゼミとは、タブレットを使って勉強する通信教育のことです。

 

タブレットと聞くと、そんなものを子どもに与えたらYouTubeなどインターネットで遊んでしまうだけなんじゃないかと心配になるかもしれませんが、スマイルゼミの場合は専用タブレットでインターネットは使えないようになっています。

 

このため勉強用としてのみ使えるというのがメリットのひとつ。

 

小学校入学前の勉強として、ひらなが、カタカナの読み書きやカンタンな数の数え方などが必要です。こうしたものに小学校入学前に触れておくことで、学校の授業がわかり勉強が好きになるものです。

 

また、自宅で勉強する習慣を小さいうちから身につけておくこともできます。
こうした習慣は小さいうちであれば自然と身につくものです。

 

「勉強が嫌い」「めんどくさい」「面白くない」というマイナスの感情を持ってから家で勉強する習慣を身につけようとしても、なかなか身につきません。

 

勉強に対してマイナスの感情を持っていない小さいうち(幼児期)にタブレットを使って勉強に対してのプラスのイメージと家で勉強する習慣を身につけることができる点がスマイルゼミ幼児コースのメリットと言えます。

 

スマイルゼミ幼児コースのデメリット

ただし、メリットだけではありません。
スマイルゼミ幼児コースはデメリットもあります。

 

それは「紙に書く」勉強がおろそかになってしまうことです。

 

スマイルゼミはタブレットでペン入力もできるようになっていますが、小さい子にとってペン入力と実際にエンピツを使って紙(ノート)に字を書くのは大きく異なります(力の入れ加減からして違うため)。

 

小学校での授業は紙(ノート)に字を書くことが中心です。
タブレットを使って授業をしている学校もありますが、あくまで限られた時間だけです。

 

このためタブレットでのペン入力にあまりに慣れ過ぎてしまうと、紙に字を書くことが苦痛になるおそれがあります。これがスマイルゼミ幼児コースのデメリットです。

 

このデメリットを避けるためには紙に書く機会を持つことが必要です。
勉強である必要はありません。お絵かきでもOK。

 

ペンを持って紙に書く(慣れてないと疲れてしまうものです)ことをする機会が保育園などであれば心配いりませんが、そうでない場合は自宅でそうした機会を保護者が作ってあげることが必要だと思われます。

 

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